防災用品で忘れられがちなのが、歯ブラシをはじめとした「お口のケア用品」。
被災時こそお口のケアがとても大切です!
災害関連死の原因には、肺炎をはじめとした呼吸器系疾患がもっとも多く、これには「誤嚥性肺炎」が大きく関わっていると考えられます。
誤嚥性肺炎とは、唾液や食べ物が誤って気管に入り、それに含まれる細菌によって引き起こされる肺炎のことです。水が不足しがちな被災地では、歯みがきや入れ歯のケアが十分にできず、お口の中に細菌が繁殖しやすくなります。被災時には、体力も落ち免疫機能も低下しやすくなるので、とくにご高齢の方はリスクが高まります。お口を清潔にして誤嚥性肺炎を予防しましょう!
〜防災袋に入れておいて欲しいお口のケア用品の紹介〜
◯歯ブラシ
◯フロス&歯間ブラシ
◯液体ハミガキ←水が貴重な避難所では水を使わず歯みがきできる液体ハミガキは役に立ちます。入れ歯をみがく時も活用できます。※ボトルに「液体歯磨」「液体ハミガキ」と書かれたものを選びましょう。
nico9月号