ブログ

子どもの定期歯科健診は「むし歯予防」だけじゃない!②

第2回 歯の生えかわりで起こるさまざまなトラブル

子どもの歯の生えかわりの時期には、さまざまなお口の変化がみられます。

例えば、

● 癒合歯:2本の歯がくっついている状態

● 異所萌出:本来とは違う位置に永久歯が生えてくる状態

● エナメル質形成不全:歯の表面のエナメル質が十分に形成されていない状態

● 先天欠如:生まれつき永久歯などの歯の本数が少ない状態

● 過剰歯:通常よりも多く歯が存在する状態

● 低位乳歯:周囲の歯よりも低い位置にとどまっている乳歯

などがあります。

また、永久歯が生えてくるスペースが十分にあるか、歯が正しい方向に生えているかなども、生えかわりの時期には重要なチェックポイントです。

こうした状態は、早い段階では気づきにくいことがあります。必要に応じてレントゲン検査を行うことで、まだ生えていない永久歯の状態や歯の位置などを確認できる場合もあります。

歯の生えかわりは、お子さんのお口の成長を確認する大切な時期です。

子どものお口の「気になること」Q&A

子どものお口について、保護者の方が気になることをいくつかご紹介します。

Q.乳歯がなかなか生えてきません

A.乳歯が生え始める時期には個人差があります。生える時期が気になる場合には、歯科医院で確認してもらいましょう。

Q.乳歯の間にすき間があります

A.乳歯の歯と歯の間にすき間があるのは、永久歯への生えかわりを考えると自然な場合があります。お子さんのお口の状態に合わせて確認することが大切です。

Q.指しゃぶりはいつまで?

A.指しゃぶりは子どもの成長過程でみられる行動ですが、長く続く場合には歯並びや噛み合わせに影響することがあります。気になる場合は歯科医院に相談しましょう。

Q.歯が生えてきたところの歯ぐきが腫れています

A.歯が生えてくる時期には、歯ぐきが腫れることがあります。特に奥歯は歯ブラシが届きにくいため、丁寧な清掃が大切です。必要に応じて、タフトブラシなどを使って細かい部分まで磨きましょう。

Q.子どもの歯ぎしりが気になります

A.子どもの歯ぎしりは、成長の過程でみられることがあります。ただし、歯のすり減りが強い場合など、気になる症状があるときは歯科医院に相談しましょう。

_____

子どもの定期歯科健診は、むし歯を見つけるだけのものではありません。

歯の生え方、歯並び、噛み合わせ、お口の機能など、成長に合わせた変化を確認することも大切な目的のひとつです。

「これくらいなら大丈夫かな?」と思うような小さな疑問でも、歯科医院で相談することで安心につながります。

お子さんの健やかなお口の成長のためにも、定期的な歯科健診を受けましょう。

nico 8月号より